鉄部塩分測定診断
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目的・概要
塗装の膨れや剥がれ錆など劣化の進行を加速させる「塩害」の状況を診断します。
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方法
マンションの鉄製部分、玄関扉やPS扉などの塗装表面に付着した海塩粒子を、測定器を用いて測定します。
赤外線サーモグラフィー診断
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目的・概要
赤外線サーモグラフィーを用いて外壁の温度測定を行い、浮きや内部の欠陥など、変状位置を推定します。
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方法
サーモグラフィーを使用し、建物から放射される赤外線エネルギーを感知します。感知した赤外線エネルギーは電気信号に変換され、熱分布画像として表されます。これにより、建物の異常個所を把握することができます。タイルなどの剥離部と健全部の熱伝導率による温度差を計測、外壁面から放射される赤外線(熱画像)と可視画像などから外壁の劣化状況を診断します。
コンクリート超音波診断
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目的・概要
超音波を用いてコンクリート充填度を推定し、ひび割れなどの劣化を調査します。
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方法
超音波がコンクリートのひび割れを迂回する時間から幾何学的に深さを推定。反射エコーから長さを測定します。
コンクリート圧縮強度診断
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目的・概要
コンクリートの圧縮強度を推定します。
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方法
コンクリートの表面をリバウンドハンマーで打撃して、反発度を測定。その大小によってコンクリートの圧縮強度を推定します。
鉄筋腐食度診断
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目的・概要
鉄筋の健全度判定を行います。
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方法
コンクリートをハツリ取り内部鉄筋を露出させて、鉄筋の腐食状況や鉄筋径の測定をして、鉄筋の健全度判定を行います。